2021年に腰を据えて読むべきはこれ!『21 Lessons――21世紀の人類のための21の思考』

オススメ本紹介
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さて、早いものでいつの間にか2021年のはじめの月が終わっていました。もう少しで今年も10%終わり!?とか考えるとなんとも複雑な気持ちです(^o^;)

とはいえ、2020年もまたかなりハードな年でした。青二才な私からしてみれば、人生の中で社会全体が一番ハードだった年なんじゃないかなぁとまで思ったりしました。
オンラインがあるとはいえ、物理的に他人との関わりが制限されてしまった1年。とある集団の一員である自分ではなく、1人でいる自分って、果たして何が好きなんだろう?どんな人間なんだろう?って考えたこともなくはなかったのではないでしょうか?
私の場合はアイデンティティの一部は圧倒的に飛行機や旅行で形成されつつあったので、それが取り除かされてしまった自分は果たして何なんだろう?と悩んだこともありました。

自分って、かなりの部分が「自分自身」ではなくて、「外部との関わり」で出来ているんだなぁと改めて感じることになった1年でした。

ということは、外部を取り払った自分って一体何なんでしょうね?そんなことを悶々と考えている中で、1つヒントとなりそうな本に出会えたので今回ご紹介したいと思います。

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アルゴリズムで私達は作られる?

さて、あえて久しぶりにサイトで少しだけ遊んでみようと思います。
先程「アルゴリズムで〜」と記載していたタイトルの上に、しれっと何かが表示されていたのが目についたでしょうか?
そうです。こちらは私のサイトで私が導入している「Google AdSense」という広告です。Google先生が勝手に、読者さんの好みに合うような広告を編み出して内容を変えて、広告を表示するというスグレモノです。

Adblockを入れてる人は見えてないかも!ごめんなさい!

この広告、私達が今まで見てきたもの、検索してきたものをすべて把握し、それに基づき好きそうなものを勝手に分析して選んできてくれるわけなんですね。多少用いているデータは違えど、FacebookやTwitterでの広告も似たような形式を採用しています。
自分の購買意欲を最大限に発揮させようとする取り組みで、かなりお強い戦略だと思います。
Amazonが購入履歴から「おすすめ商品!」とか言いながらいろいろな商品をメールで押し売りしてくるのと同じです。でも、こういう提案に限ってかなり面白そうなものだったりするので不思議ですよね。私もよくアマゾンで本を買ったりしますけど、その後に来る提案では「その本、全然聞いたことなかったけどたしかに面白そう…!」みたいなのが確かに並んでいるんです。

こんな感じで、自分よりも自分の好みを知っているアルゴリズムやAIがゴロゴロ台頭している世の中になってきました。自分からわざわざ労力をかけて探さずとも、自分の好みに合った新しいコンテンツを提供してくれるので、心も体も楽であるように感じます。

ですが、果たしてこの好み、本当に自分のものなのでしょうか?
もしかして、それっていつの間にかコンピュータ達によって形成されていた、人工的な好みだったりしないのでしょうか?
そんな疑問がちょこちょこと湧いてくるわけです。

これに対しては「人生楽しけりゃそれでもええやん」という人と「え~、自分は真の自分らしくありたい」と思う人になんとなく分かれてくるのではないかと思います。
ですが、どちらにせよ、そこで作られた「自分」とは果たしてなんなのか?ということについてはっきりと考えていく必要があるのではないかと思います。そんなヒントを十二分にくれるのが本著「21 Lessons」なのではないかと思うのです。

結局のところ、私たちはほんの数クリック/フリックで1分かからずとも世界中のどことでもつながることができるようになりました。どこの情報であっても手に入ります。しかし、そのような情報がひたすら流れてくるようになったことで、自分にとって必要な情報、大切な情報がどれなのかということを認識するのがとても難しくなりました。

特に最近はどうしても画面ばかりを眺める時間も増えたのでなおさらです。
どうも私は根性が弱い性分なのか、楽しそうな情報にどうしてもつられてしまうことが多いです。幸いまだそこでお金などは奪われていないものの、ひたすらに時間に関しては搾取され続けているような気もします(;^ω^)

こんな私のような低レベルな話でなくとも、世間をどうとらえるかということは多くにとって重要な関心事であろうと思います。情報に踊らされない、だけど適切な情報はしっかり確保する。このメリハリをきちんと行えるようにすることこそ、21世紀に求められるかなり重要な能力なのではないかと思っています。

的外れな情報であふれ返る世界にあっては、明確さは力だ。理屈の上では、誰もが人類の将来についての議論に参加できるが、明確なビジョンを維持するのはとても難しい。議論が行なわれていることや、カギを握る問題が何であるかに、私たちは気づきさえしないことも多い。物事をじっくり吟味してみるだけの余裕がない人が何十億もいる。仕事や子育て、老親の介護といった、もっと差し迫った課題を抱えているからだ。あいにく、歴史は目こぼししてくれない。もし、子供たちに食事や衣服を与えるのに精一杯なあなたを抜きにして人類の将来が決まったとしても、その決定がもたらす結果をあなたも子供たちも免れることはできない。これはなんとも不公平だが、そもそも歴史は公平なものではないのだ。

21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 「初めに」

ただ、そのような教育を受けた人たちは、この世の中にはほとんどいません。それもそのはず、こんな情報の雪崩が生じるようになったのもここ数十年以内の話だからです。
ということは、今から誰しもがこの能力を鍛えていく必要があります。
でも、逆に言えば、今からしっかりと取り組めば、世界の中でも有数の情報感度が高い人になることができるかもしれないということでもあります。なんせ誰しもが「よーいドン」でのスタートなわけですから。大人でも子供でも関係ありません。

21世紀の唯一の21年である2021年。そんな「21づくし」の1年にぴったりな1冊。少し今からどのように「自分」を探しに行くのか、考えてみてはいかがでしょうか?おそらくインドなどに旅しにいくよりも実りのある学びがここにあります。

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