マッチングでは常識!?病院見学
医大生が初期研修先の病院を選ぶ際に重要になるのが、病院見学。
5年生になると本格始動する医学生が大半ですが、早い人では4年生以前からも熱心に病院を廻る医学生も・・・!
「でも、実際に病院に行くとなると、なんだか不安だし、そもそもなんで病院見学に行かなきゃいけないの・・・?」
そんな方もいらっしゃるかと思います!
今回は、病院見学に行くメリットをご紹介します!(^o^)
病院見学とは
本題に入る前に、まず、そもそも病院見学とは何か?というところから始めたいと思います!
病院見学とは、自分が初期研修でいきたいと思う病院に、実際に行ってみるというものです。
実際に病院実習が始まると、大学病院のみならず各種関連病院を回ることができる大学もそれなりに多いです。
しかし、それらは、学校の病院実習という性質上、自分の大学の関連病院のうち、地理的にもかなり大学に近いものに限られます。
なので、例えばですが、
- ポリクリ・クリクラで回り切れなかった関連病院
- 地元の病院(地元から離れて大学に進学した場合)
- その他の都市の有名病院
などを目指す場合には、自らそれらの病院さんにお願いして、見学しなければなりません。
採用試験を受ける際に事前に見学を必須としている病院もあります。
そうでない病院だとしても、いきなりどこからともなくやってきて、
「来年の4月から一緒に働かせてください!!」
っていう人をすんなりどこの病院も雇えるか、といったらそうでもないのは想像に難くないかと思います(;^ω^)
もちろん見学の際にその病院が実際に自分に合うかどうかを自分の目で確認する、という意味もありますが、
その病院の方々に、自分という人間を知ってもらうという貴重な機会です。
そのため、自分が就職したい病院には、最低でも1回は病院見学に行っておくのがマナーといっても過言ではないでしょう。
でも、それ以外にも、病院見学にはさらにメリットがあります!!
そのメリットについても次にご紹介していきます!
病院見学のメリット
管理人が病院見学に行ってきた経験に基づく独断と偏見によれば、
- 現場の声が聴ける
- 施設や設備の細かい点がわかる
- 自分の将来について考えるきっかけになる
- 勉強/実習のモチベーションになる
などといったメリットが大きいかと思います!(*^^*)
それぞれをもう少し詳しく解説しますね。
現場の声が聴ける
こちらは病院見学の最大のメリットともいえるかもしれません。
今のご時世、いろいろな病院について、ネットなどを使えば様々な情報に巡り合うことができます。
しかしながら、実際に中で働いてみてどう感じるかは、その中にいる人にしかわかりませんよね!
見学にいけば、多くの場合、そこで働いている研修医の方とお会いできる機会があります。
実際に先輩方が働いていてどのように感じているのか、率直にうかがえる貴重な機会です。
研修内容で満足している点、当直の実際など、いろいろと情報を仕入れましょう!
また、仕事面のみならず、いろいろと幅広く気になるところは効いてみるといいかと思います!
もちろん、失礼のない程度でですが(^_-)-☆
施設や設備の細かい点がわかる
また、病院見学では、実際にどのような病院の環境で働くことができるのかを知ることができる機会でもあります。
検査や手技についてどれくらい自分でできるのか、最新のデータベースにアクセスできるのか、電子カルテがあるのかなどはしっかりと確認しましょう!
首都圏の病院であれば、給与などの待遇面でも確認は重要かもしれません。
なぜとは言いませんが…。
自分の将来について考えるきっかけになる
はじめに述べたとおり、病院見学は自らの採用を希望する病院に行く場合が多いです。
それは病院側も重々理解していて、
「何科希望?」「どんな研修がしたいの?」
などと様々な質問を浴びせられます。
もちろん、見学の段階で明確な希望がなくてもよいのですが、そのような質問をされれば考えるきっかけにはなりますよね。
また、もしも希望ががあるのであれば、その場で伝えてみるといいと思います。
たいていその病院の宣伝をされた後に(笑)、何らかのフィードバックを貰える場合が多いです。
そこでさらに、自分がどうありたいのかを考えるきっかけにしながら、自分の将来について考えていきましょう。
また、研修医の先輩たちは、とてもいいロールモデルとなってくれます。
自分がどれくらいその病院で研修すれば実力がつくのか、いいバロメーターになるからです。
研修医の先輩方も、そのような目で見られるのはある程度理解していて、見学の学生さんが来られるときには少なからず緊張する、とおひとりの研修医の先生がおっしゃっていました。(*^^*)
勉強/実習のモチベーションになる
そして、なにより、とてもいい勉強のモチベーションになります。
普段自分が実習をしている病院とは違う環境で症例などを確認していったり、研修医の先生方が対応をしているところを見ると、自分が将来求められていることがより明確になり、実習や国試の勉強へのいいモチベーションになります。
また、低学年であっても、自分が学ばねばならない内容というものが把握できるうえ、基礎医学の大切さがより身に染みて感じることができるようになるのではないかと思います。
特に解剖とか生理学ですね。大学では退屈に感じるかもしれませんが、かなり実際の臨床現場では大切です。
そのような意味では、中弛みしがちな3年生や4年生のタイミングで病院見学にいくのもありかもしれません。
不思議な目で見られることもなくはないですが、とても丁寧に教えてくださる先生方が多い印象でした。
他の医学生に差をつけろ!
以上!病院見学についてみてきました。
いろいろと病院見学のメリットを述べてきましたが、病院見学は、自分自身をアピールする場でもあります。
1回も自分の病院にきたことがない中で採用試験を受けにくる学生よりも、学生時代から自分の病院に興味を持ってくれて見学に来てくれた学生さんのほうが印象はいいですよね。
そのような意味では、病院見学に行くだけで、病院見学に行っていない全国の医学生に対して、すでにマッチングで差をつけることができるということです!!
特に人気病院を目指す場合には、必ず最低でも1回は見学に行っておきたいところです。
なにかと医学生は忙しいですが、機会があればぜひ意中の病院に見学に行ってみてくださいね!
また、もしも見学に行ったら、その体験をシェアしてみてくださいね!
1回の見学を投稿すれば、Amazonギフトカード500円分がもらえますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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