12月。今年もあと少しですね。
コロナやらなんやらと忙しく、今年は短かったのか長かったのかよくわからない1年でしたね(;^ω^)
さて、そんな激動の1年を締めくくるにふさわしい(?)大ニュースが舞い込んできました。
クレカとの合わせ技でポイントがざっくざく貯まることで愛用者も多いKyashが、なんとその制度を改悪するというのです。
ポイントを効率よく貯めてお会計をお得にするためには必須のカードであっただけに、この打撃は非常に大きいです。
今回は、2020年12月に発表されたKyash(キャッシュ)カードの改悪の内容について紹介していきたいと思います。
2020年12月、Kyash改悪の中身
さて、肝心な改悪の中身をまず紹介していきたいと思います。
今回の改悪は大きく2点から成り立っています。
まず1点目は、クレジットカードからのチャージ方法。
今まではKyashの残高に、クレジットカードから千円単位で好きな額を事前にチャージしておくことができました。今回の改悪では、このクレジットカードからの定額チャージができなくなるとのことです。
この変更は12月11日のアップデートで導入される予定でしたが、Kyashの運営陣は想定以上の反響があったとして、今回のアップデートでの本機能の無効化については一度延期するという処置をとりました。今回の改悪では免れましたが、今後はやはりこのような方針での改悪について覚悟しておく必要があります。
そして2点目は、Kyashカードに付与されるポイントの月額上限の変更です。
今までは、対象となる支払いであれば何であれ月額1200ポイント(1200円相当)をゲットすることができたのですが、クレジットカードからチャージされた残高を利用した支払いに関しては、なんと月額500ポイントしか付与しない方針に切り替わりました。
発行手数料のかからないKyash Card LiteやVirtualに関しては、なんとその半額の250ポイントのみです。
この策への代替案として、他に利用できるコンビニチャージでの残高についてはむしろ利子がつくという方針を打ち出しています。このコンビニチャージからの残高を利用すれば、クレジットカードからのチャージの金額と合わせて月額1200ポイントまで獲得可能です。
このように、Kyashはクレジットカードからチャージできる方法についてかなり制限を厳しくし始めており、コンビニチャージに重きを置く方針へと切り替え始めたといっても差し支えないでしょう。
純粋に得られるポイントが減ってしまうのはとても残念ですね。
さて、このような改悪をどのように考えるかは人それぞれだと思います。
もちろん、今までもコンビニチャージしかしていなかったような人にとってはあまりいたくない改悪かとは思いますが、Kyashのお得さに気付いている人は基本的にクレジットカードからのチャージでポイントを得るという形で利用していたのではないかと思います。実際に、この改悪が発表されてからはTwitter上では月額カードの利用額を5万円に設定する人が相次ぎました。
コンビニチャージであれば、純粋に得られるポイントは1%還元です。
1%という還元率は決して低くはありませんが、決して高いとも言えないのが実情でしょう。そのため、わざわざKyashのみを利用しなくとも、もともと使っているクレジットカードをそのまま利用したほうがお得だと考えた人たちが多かったということかと思います。実際、私もそのように考えています。
とはいえ、Kyashの使い方は単にこのような方法に限られるものではありません。上手に使えば、Kyashを使ってお得にポイントがゲットできる道がまだ残されているとも言えます。
Kyashがどこで活躍してくれるか、少し考えてみたいと思います。
改悪されたKyash、どう使う?
それでは具体的にどのようにすればKyashを活用できるかをご紹介します。
その方法とは、「クレジットカードで直接支払ってしまうとポイントが付かないお会計に利用する」ことです。
例えばですが、最近税金のお支払いもクレジットカードでできたりするようになって非常に便利になりましたよね。ただ、税金のお支払いだけではポイントが付かないようなクレジットカードがあるのも事実です。電車に乗る人はよく使うであろうモバイルSuicaも同様です。一部のクレジットカードではポイントがたまりますが、ポイントをためてくれないクレジットカードもあります。
そこでKyashの出番です。
このようなお支払いのとき、クレジットカードをKyashに紐づけてKyashで行うことで、少なくともクレジットカードのポイントはゲットできます。
Kyashへのチャージにおいて、ポイントが得られないクレジットカードはほとんどありません。つまり、Kyashへのチャージ額について、その額がどう使われようとも、チャージするというお支払いによりポイントがつくということです。
なので、税金やモバイルSuicaのお支払いをKyashで行えば、直接クレジットカードで支払っていたら得られなかったクレジットカード利用の通常ポイントは少なくとも回収できるようになるわけです。
Kyashのポイントは得られないかもしれませんが、クレジットカードでポイントがたまるということです。
具体的に言えば、楽天カードを用いて直接モバイルSuicaをチャージすると、その額はなんとポイント獲得の対象外となります。通常のお買い物であれば楽天カードの還元率は1%。つまり1000円お買い物すれば10ポイントゲットできるはず。でも、モバイルSuicaに直接チャージしてしまうと獲得できるポイントはなんと0になってしまうんです。
ですが、ここにKyashを挟むとどうでしょう。モバイルSuicaへのお支払いとしてKyashカードを指定しておき、そのチャージ用のカードとして楽天カードを置いておく場合を考えます。このとき、1000円をモバイルSuicaにチャージすれば、Kyashから1000円分のお支払いがなされます。KyashはモバイルSuicaのチャージでポイントが得られませんので、ゲットできるKyashポイントは0ポイントですが、Kyashをチャージするために利用された楽天カードから引かれる1000円については、きっちりと10ポイントが付与されるわけです。
このように、普段であれば得られなかったポイントを得られるようにしてくれるのがKyashの魅力ともいえるでしょう。
今回の例ではKyashポイントはたまりませんから、この方法でいくらチャージしたとしても月間で得られるポイントに差はありません。
Kyashを間接的に利用することで、今まではたまらなかったようなポイントを獲得できるわけなんです。
特に公共料金などではポイントがたまらなかったりする場合も意外とあって、見落としがちです。ぜひそのような場合にはKyashを噛ませることでポイントをしっかりとゲットしていきましょう!
とにかくポイントはお得にゲット!
今回はKyashの改悪内容とその中でもポイントをお得にゲットしていくための方法を紹介してみました。
やはりクレカとの合わせ技が5万円までにしかポイントが付与されなくなったのは大きいですね。5万円だとどうしても1ヶ月あたりの決済額を超えてくる人も多いのではないかと思います。
とはいえ、Kyashの改悪は遅かれ早かれ来るであろうことはある程度想定されていました。
なぜなら、こんなに人気を博すようなサービスであるにもかかわらず、他の競合が一切真似をしなかったからです。
お得さでアピールを続けるKyashが、どこで利益を出しているのか今一つ不明瞭なところがあったのは事実です。その圧倒的なお得さから、今年カードの発行手数料がかかるようになっても払う人が続出したともいえます。
その動向を見ていてもほかの競合会社が真似をできないのは、やはり採算がとりにくいと考えるしかないからではないでしょうか。
クレジットカード会社のもうけは、決済手数料です。だいたい2~3%くらいが相場かと思います。ですが、Kyashの場合はVISAという国際ブランドを経由しているにもかかわらず、クレジットカードでチャージを行った際にはそのカード会社への決済手数料も発生します。さらには利用者にポイント還元…となると非常に多方面に出費が伸びてしまい、本当にどこでマージンを取っているのかがわからない状況でした。
ですので、ある程度のサービスが縮小されるのは仕方のないことなのかもしれません。ですが、既存のユーザーがKyashで支払う額も当然減少するでしょう。このあたりの帳尻合わせがどのように戦略としてフィットするのか、見ものだなぁと個人的には思っています。
このような改悪劇も世の常です。
消費者の私たちはとりあえずお得に決済する方法をひたすら考え続ける必要があるということですね。
マイル旅、最高!
以上、マイルで旅する医学生「ちっぷ」(@aiueo_tips)がお送りしました!
早く次の旅に出たいよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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